JRSM広報
(’04.01.29)0022

平成16年1月19日

第5回「環境放射能」研究会開催のご案内

 拝啓、皆様には益々こ清栄のこととお喜び申し上げます。
 日本放射化学会の設立、またJCO事故の発生等の状況を踏まえスタートした「環境放射能」研究会も、今回で5回目の研究発表会となりました。
 今回は、最先端の分析技術ー環境放射能研究への応用とその可能性を、討論課題の一つに選びました。
  環境放射能研究では、すでに分析、測定技術は限界まで到達したかのように考えられていますが、分析化学ー分析科学を眺めてみると、ナノテクなどの最先端技術が、さまざまな形態で、さまざまな応用法として取り入れられつつあります。こうした最先端技術は直接的にではないでしょうが、間接的に関連する分野での研究開発の波及効果を生む可能性が大きいと思われます。いわゆる放射能測定だけに拘泥せず、関連分野も含めて、最先端の分析技術で、環境放射能分野で何が可能か追求し、あらためて「測る」ことの意義も追求してみようと考え「最先端の分析技術ー環境放射能研究への応用とその可能性」を今回のテーマとしました。
 前回までと同様に、自然環境放射能、放射線・原子力施設環境放射能を中心に、広い意味での環境放射能研究をテーマとした第5回研究発表会を下記の要領で開催いたします。つきましては、多数の方々の参加をお願いし、講演を募集いたします。また今回も研究会終了後に、Proceedings刊行を予定しております。

敬具

「環境放射能」研究会 代表世話人      
三浦 太一(高エネルギー加速器研究機構)
五十嵐康人(気象研)


第5回「環境放射能」研究会講演募集案内

主  催:高エネルギー加速器研究機構放射線科学センター
     日本放射化学会α放射体・環境放射能分科会
共  催:日本原子力学会保健物理・環境科学部会
     日本原子力学会北関東支部
     日本放射線安全管理学会
     日本放射線影響学会
開催日時:平成16年3月2日-4日 (3月3日夕刻に懇親会開催予定)
開催場所:高エネルギー加速器研究機構 3号館セミナーホール
発表形式:口頭またはポスター
参加費等:研究会参加費 1,000円
     懇親会参加費 一般 2,000円
            学生 1,000円

講演募集テーマ:1)自然環境放射能
        2)放射線・原子力施設環境放射能
        3)最先端の分析技術ー環境放射能研究への応用とその可能性
 なお発表内容は、上記のテーマに関するものであれば、環境放射能(線)の測定及び評価、放射能分布、放射能動態、性状、試料調製等自由です。

講演申込要領:1月20日(火)から2月10日(火)に研究会HP(http://rcwww.kek.jp/enviconf/)よりお申し込み下さい。またHPから申し込みができない場合は以下の各項目を記入し、下記申込先まで電子メールでお送り下さい。Faxあるいは郵送でもお受けしますが、可能な限りHPまたは電子メールでお願いします。なお電子メールは、このメールに返信するのではなく、必ず下記申込先宛(taichi.miura@kek.jp)でお願いします。また添付ファイルに
はしないで本文中にお書き下さい。