20070911 放射線安全管理に使っている手作りソフト大募集


日本放射線安全管理学会
会員各位

日本放射線安全管理学会
企画委員会


 市販のソフトより自作ソフトのほうが何かと都合がよいと思いませんか。

 市販のソフトだと、汎用ソフトは安いけれどそれぞれの実情に合わない、特注ソフトは桁違いに高くなる、一旦購入するとデータの互換性やシステムとの相性などからおいそれと他社に乗り換えられない、変更したいと思っても時間や費用が掛かるのでなかなかできない、複数の管理ソフトを購入してもデータの互換性がないからそれぞれのメリットが生かせない、などなど不満は色々とあります。
 こう考えて(あるいは趣味で)ソフトを自分の手で作り管理業務に役立てている方は結構いらっしゃるのではないかと思います。例えば、在庫管理、被ばく歴などの管理、教育訓練の記録、入退室管理、健康診断も含めた業務従事者管理など・・・放射線安全管理では自作しやすい題材が多くあります。

 でもソフトの自作なんておいそれとは出来ないと思っている方も大勢いらっしゃいます。そこで、自作して放射線管理に役立てているソフトを是非学会の会員の皆さんに公開していただきたいのです。
 半日で作ったソフトでも、10年も掛かったソフトでも、これはいいぞと思うソフトの情報を教えてください。エクセルの表計算もりっぱなソフトです。役立っていると思います。どんなことに使っているのか教えてください。大したことないプログラムだと思っていても意外と他の人にも役立つソフトだったりします。何年前でもそれこそ何10年も前に開発したものでも構いません。よいソフトは永遠です。使っていなくてもアイデアだけでも構いません。誰かの何かのヒントになります。ドアや貯蔵庫の鍵も制御して入退管理や在庫管理システムを作ってしまった、というツワモノの方も大歓迎です。
 苦労談や失敗談もこれからの参考になります。是非お寄せ下さい。


<教えていただきたい情報は次のとおりです。>

1. 用途(RI在庫管理、被ばく管理、入退管理など)

2. 作った時期(3年前に1ヶ月で製作、5年前から作り始め現在も改良中、など)

3. 使った言語やソフト(エクセルのマクロやVBA、C言語、JAVA、ファイルメーカーなど)

4. プログラムの規模(プログラムファイルの大きさ、扱えるRIの種類、管理できる人数など)

5. 使っている人たち(自分だけ、ネットにつなげて施設の利用者みんなで使っている、など)

6. ここが自慢、というポイント(これこれこういう訳で当該業務の時間が大幅に短縮した,管理の質が向上した,仕事が楽しくなった,みんなに感謝されている,など)

7. これは困ったという話(バグだらけで大変だった,作ったけれどなかなか皆に使ってもらえなかった、結局市販ソフトに負けてしまった、など)


<集めた情報をどうするのか。>

 企画委員会としてはこれらをまとめて、12月の学術大会で紹介したいと思っています。自作ソフトによる業務の効率化は,学会として大いに取り上げたいテーマです.できればセッションを作ってどなたかに発表していただけるとうれしいのですが・・・.学術大会もひとつですが,むしろ自作ソフト研究会? 同好会のようなものを立ち上げて,交流の場ができればよいと思います.学会誌に自作ソフトのコーナーを作ることも考えられます.


<情報の送り先>

 本企画の連絡係を担当している実吉(企画委員会・東工大)までお送りください.メールアドレスはksaneyos@ric.titech.ac.jpです.9月30日までにお送りくださると幸いです。またご質問やご意見なども是非お寄せください.


 手作りソフトでも結構出来てしまう、ということをアピールできたらと思います。どうぞ皆様、ご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。

-以上-