JRSM広報

2019/05/07 (0243)

日本保健物理学会企画シンポジウム、ワークショップ開催のご案内

日本放射線安全管理学会 会員の皆様

日本保健物理学会シンポジウムの開催を以下にお知らせ致します。
6/20の総会終了後には懇親会を予定しております。
詳細につきましては確定次第、学会HP等にてお知らせ致します。





講演「ICRP勧告取入れにおける国内動向」

○日時:2019年6月20日(木)9:30-11:00

○場所:東京大学工学部2号館213講義室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html

○プログラム:
講演1. 水晶体ガイドライン作成について
藤田医科大学 横山須美

講演2. ICRP2007年勧告等の取入れに関する国内での検討状況(仮)
原子力規制庁(依頼中)

主 催 一般社団法人 日本保健物理学会
共 催 一般社団法人 日本放射線安全管理学会
参加費 正会員(日本放射線安全管理学会正会員を含む)1,000 円
学生会員 500円
非会員 2,000円

事前申込:参加ご希望の方は、資料準備の都合により2019年6月17日までに、日本保健物理学会事務局 (exec.off@jhps.or.jp)へメールにてお申し込みください。 メールには、氏名、所属、会員種別(正会員、学生会員、非会員)を明記してください。 なお、当日の参加も受け付けますが、配布資料がない場合がありますので予めご了承ください。




日本保健物理学会シンポジウム1

合意形成における放射線防護の役割/放射線防護は合意形成をどう支援できるか?

○日時:2019年6月20日(木)12:00-15:00

○場所:東京大学 工学部2号館213講義室
 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html

○趣旨:

東京電力福島第一原子力発電所の事故後、住民を始めとするステークホルダーの合意形成が必要とされる放射線防護に関わる様々な課題が社会で大きく取り上げられてきた。 今後長期に渡る復興過程では、合意形成が必要とされる課題がさらに生じると予想される。 日本保健物理学会は放射線防護の専門家集団であり、放射線防護は科学と社会をつなぐことを期待されている。 本シンポジウムでは様々な視点から現状と課題を整理するとともに、合意形成における放射線防護の役割は何か、放射線防護は合意形成をどう支援できるか? の観点からパネルディスカッションを行う。

○プログラム:

座長:吉田 浩子(東北大)

1. はじめに 本学会のこれまでの活動、どう社会と関わってきたか。
12:00−12:15 吉田 浩子(東北大)

2. リスク問題における合意形成とは何か
12:15−12:35 竹田宜人(横浜国立大学/製品評価技術基盤機構)

3. 飯舘村を事例とした、環境回復にみる現状と課題
12:35−12:55 万福裕造(農研機構・飯舘村復興対策課)

4. 除去土壌の現状と限定再生利用・県外最終処分に向けた課題
12:55−13:05 保高徹生(産総研)

5. 被災地で生産される農産物の課題 モニタリングはいつまで続けるのか?
13:05−13:25 信濃 卓郎(北大)

6. 帰還に向けた課題 放射線とリスクの対話を通じた意思決定支援 暮らしの手引き
13:25−13:45 黒田佑次郎(福島医大・産総研) 

13:45−14:00 (休憩・アンケート回収)

7. パネルディスカッション
14:00−15:00

主 催 一般社団法人 日本保健物理学会
共 催 一般社団法人 日本放射線安全管理学会、
    一般社団法人 日本リスク研究学会(予定)
参加費 正会員(日本放射線安全管理学会正会員を含む)2,000 円
学生会員 1,000円
非会員  4,000円

事前申込:参加ご希望の方は、資料準備の都合により2019年6月17日までに、日本保健物理学会事務局 (exec.off@jhps.or.jp)へメールにてお申し込みください。 メールには、氏名、所属、会員種別(正会員、学生会員、非会員)を明記してください。 なお、当日の参加も受け付けますが、配布資料がない場合がありますので予めご了承ください。




懇親会
○日時:2019年6月20日(木)17:00-19:00

○場所:レストラン アブルボア
    東京都文京区弥生1-1-1
    東京大学農学部弥生キャンパス内

○参加費:4,500円

事前申込:参加ご希望の方は、2019年6月17日までに、日本保健物理学会事務局 (exec.off@jhps.or.jp)へメールにてお申し込みください。




日本保健物理学会シンポジウム2
「緊急時モニタリングに関する国内外動向と展望」

○日時:2019年6月21日(金)9:30-12:30

○場所:東京大学 工学部2号館213講義室
 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html

1.趣旨説明(5分)=飯本武志(東大)
2.国内外における検討状況と課題?
 2-1.国際原子力機関における検討状況と課題(25分)=斎藤公明(JAEA)
 2-2.規制当局における検討状況と課題(25分)=原子力規制庁
3.視点別の現状分析と課題?
 3-1.測定方法と機器の国際標準化(25分)=放射線防護標準化委員会
 3-2.全身カウンタの役割(WBC専研成果より)(25分)=高田千恵(原子力機構)
 3-3.自治体の活動と挑戦(25分)=高橋秋彦(佐賀県)
4.意見交換?
 指定発言者 3名×5分
 意見交換 35分(国際社会や国、専門家集団への期待を中心に)

主 催 一般社団法人 日本保健物理学会
共 催 一般社団法人 日本放射線安全管理学会
参加費 正会員(日本放射線安全管理学会正会員を含む)2,000円
学生会員 1,000円
非会員  4,000円
事前申込:参加ご希望の方は、資料準備の都合により2019年6月17日までに、日本保健物理学会事務局 (exec.off@jhps.or.jp)へメールにてお申し込みください。 メールには、氏名、所属、会員種別(正会員、学生会員、非会員)を明記してください。 なお、当日の参加も受け付けますが、配布資料がない場合がありますので予めご了承ください。




ワークショップ「低線量リスクに関するコンセンサスと課題の明確化」

○日時:2019年6月21日(金)13:30-17:00

○場所:東京大学工学部2号館213講義室

○主催:低線量リスク委員会(日本保健物理学会と日本放射線影響学会合同委員会)

○主旨:
 低線量(率)放射線被ばくの健康影響の推定に関する取組みの多くは、 LNTモデルをベースにしたリスク予測計算か、DNA損傷・修復とがんを定性的に結びつける放射線生物学的な議論に偏ることが見受けられます。  それゆえ、低線量リスクの科学的理解と社会的理解が進んでいない現状があります。
 そこで日本保健物理学会と日本放射線影響学会は合同の委員会「低線量リスク委員会」を設立し、 低線量リスク推定の現状と課題をコンパクトに整理し、 放射線防護の基礎にある科学的理解と社会的理解を加速するためのバランスある共通認識の構築を目指して議論を深めてきました。
 低線量リスクに関するコンセンサスと課題のとりまとめに向け、現在の検討状況を委員から紹介し、 広く意見を伺うためのワークショップを標記のとおり開催いたします。
 本ワークショップの参加は会員・非会員を問いませんので、関心のある方々の多くのご参加をお願いします。

 ※本ワークショップは事前登録、参加費どちらも不要です。

○プログラム(案)
13:30-13:35 開会挨拶 座長:甲斐 倫明(大分看護科学大)
(以下発表15分、質疑5分を予定)
13:35-13:55 低線量・低線量率とは 冨田 雅典(電中研)
13:55-14:15 DNA・細胞レベルで起きること 小林 純也(京都大)
14:15-14:35 組織の変化 酒井 一夫(東京医療保健大)
14:35-14:55 発がんメカニズムに関する知見 今岡 達彦(量研機構放医研)
14:55-15:15 放射線によるがん化 児玉 靖司(大阪府立大)
休憩20分(予定)
15:35-15:55 放射線の疫学 小笹 晃太郎(放射線影響研究所)
15:35-16:15 放射線がんリスクの評価 佐々木 道也(電中研)
16:15-16:35 継世代影響 吉永 信治(広島大)
16:35-16:55 低線量リスクに関する放射線防護の考え方 高原 省五(原子力機構)
16:55-17:00 今後の予定 佐々木 道也(電中研)