JRSM広報
(’03.08.18)0020


平成15年8月18日

日本放射線安全管理学会
学会員 各位

日本放射線安全管理学会
広報委員会

「INISデータベース大学向け無料サービス開始のお知らせ」のご紹介について

 以下のように、「INISデーターベース大学向け無料サービス開始のお知らせ」について、日本原子力研究所 研究情報部 国際情報室 加藤金治氏よりご紹介を受けましたので、お知らせ致します。



「INISデータベース大学向け無料サービス開始のお知らせ」

 このたび、国際原子力機関(IAEA)が作成しておりますは国際原子力情報システム(INIS)データベースの利用促進策として、原子力情報の潜在的な需要が見込まれる原子力関連の大学の学生等、大学関係者に対して、無料でINIS本部のWeb型検索システムを下記の要領で、提供できる運びとなりました。本データベースから各国の大学、研究所等の刊行するレポート類の本文の多くがWeb上で閲覧できることが特長です。この画期的なサービス提供を逃さず、是非この機会に、INISデータベースのご利用を開始いただけますようご案内いたします。

1.INISデータベースの概要
 INISは、IAEA加盟国と関連国際機関との協力により、原子力の平和利用に関する科学技術情報の流通を国際的に促進するために1970年に発足しました。参加国は自国の原子力文献情報を収集してIAEAに提供し、IAEAはこれをデータベースに統合して各参加国に配布しています。日本は発足当初から計画に参加し、国内の原子力研究・開発に関わる文献情報の提供に貢献してきました。現在、INISには110か国19国際機関が参加し、参加国から提供された原子力文献情報は、2002年12月には235万件に達しております。

2.データベースの主題範囲
 INISデータベースは、以下の主題範囲の原子力文献情報を網羅しております。

    物理、化学、材料、地球科学、生体への外部被曝、
    放射性核種の影響、ライフサイエンスへの応用、
    放射線防護と環境、医学における放射線利用、
    アイソトープ・放射線源、アイソトープ・放射線の利用、
    工学、原子炉(一般)原子炉(炉型別)、
    計装、廃棄物管理、核エネルギー関連分野

3.利用の対象
 最近、あるいは今後原子力科学技術に関連した研究を実施する大学とその関連研究所等のスタッフと学生が対象です。

4.お申し込み・お問い合わせ先
 利用の手続きに必要な書類のご請求およびお問い合わせは、下記までお申し越しください。
     郵便番号:319-1195
     茨城県那珂郡東海村白方白根2-4
     日本原子力研究所 研究情報部 国際情報室
     (担当) 加藤 金治
       Tel:029-282-6598
       Fax:029-282-6718
     電子メールアドレス:inismail@INISJP.tokai.jaeri.go.jp