20080410 作業環境における空気中放射性物質濃度の測定
       -アンケート調査報告-



会員の皆さま

日本放射線安全管理学会
企画委員会委員長 野村貴美


作業環境における空気中放射性物質濃度の測定

 日本放射線安全管理学会企画委員会では平成19年度「6月シンポジウム」のテーマのひとつに、労働安全衛生法にもとづく作業環境における「空気中放射性物質濃度測定」を取り上げ、大学の放射線施設を主な対象にして4月と8月にアンケート調査を実施した。全国の国立大学および国立研究機関において「空気中放射性物質濃度測定」は、平成16年4月に独立法人化した際に法的義務が生じたもので、平成19年の4月でちょうど3年の経験を経たことになる時期であった。
 これまで2回実施したアンケート調査に回答を頂いたのは合計64の施設であった。いずれの施設からも、3年間の実務経験に基づいて丁寧な回答が寄せられた。特に自由意見の欄には、実態を隠すことなく、率直に、本音の意見が述べられていた。
 その後、多くの施設より頂いたこれら貴重なデータをとりまとめ、昨年の6月シンポジウムや学術大会、研修会等を利用して報告させて頂いた。しかしながらこうした形の報告では、聞いて頂ける人数に限りがあるため、今回、学会ホームページで公開することにした。学会ホームページには、アンケートの質問ごとにそれぞれの集計結果をまとめた図あるいは表のみを掲載し、これらの解析結果の詳細ついては日本放射線安全管理学会誌で改めて報告させて頂く予定である。この学会ホームページ上での報告が、特にアンケートに答えて頂いた施設の皆様方への第一報であり、ご協力には、あらためて感謝する次第である。


作業環境における空気中放射性物質濃度の測定
アンケート調査報告
(PDFファイル)


-以上-